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萩往還マラニック(その3)

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萩有料料金所を出て明木エイドを目指します。
この頃にはもう下りはまともに歩くことができなくなりました。

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横向きに段差を一歩一歩下り最初の山を越えました。

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山を越えると長閑な風景の中を明木へもう少しです。

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10:35明木エイド(110.8km)到着
胃腸の調子が悪くトイレに行くが和式トイレで悲鳴が上がります。

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明木で饅頭2個と水分補給、道中用にペットボトルを1本調達し、次の佐々並エイドを目指します。

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明木を出ると程なく一升谷に出ます。
その2でも書きましたが、ここは長い長い上りです。
永遠に終わりがないのではと思えるだらだらした上りを黙々と歩き続けます。

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長い一升谷を抜け、束の間の一般道路を走るとまた往還道へ入ります。

一般道を走っている間、4つ目の失敗をしました。
道路脇に自販機を発見。ペットボトルが残り少なくなっていたので、これ幸いとその場で全部飲み干し、いざ新しい飲料を買おうとしたところ、小銭が足りない。
でも札が有る、とお札を入れるが何度やっても受け付けてくれません。
つり銭切れで買えませんでした。。。

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道中こんな素晴らしい風景があるも、水分切れで脱水症状を起こしているようで、吐き気を催すようになってきました。


13時過ぎ
喘ぎながらも佐々並エイド(120km)到着
明木から歩き通して2時間半も掛かってます。
水分を補給してしばらく体調の回復を待ちます。

ここの名物は「佐々並豆腐」と言うことで、胃の調子が悪いがありがたく頂きました。評判通りおいしかったぁ。

エイドの人の話では、ここからゴールの瑠璃光寺まで(15km)普通に歩いて3時間。
今の足の状態では往還道最後の下りは時速2kmがやっとですので、焦りはじめます。

10分ほどでエイドを出て、ゴールの瑠璃光寺目指して歩き出します。

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しばらく一般道を歩き、夏木ヶ原キャンプ場を越えると最後の往還道へ突入します。

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下の細かい砂利が足裏に突き刺さるような痛みを感じます。

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この段差はもうカニ歩きで下るしかできません。

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今度は石畳
拾った木の枝を杖代わりにゆっくり慎重に下ります。

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一般道を横切って再び山の中へ

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左から右に降りていきますが、この辺は600m進むのに20分程掛かりました。

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この九十九折を降りると往還道もそろそろ終わりです。

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16:15分頃
天花畑に出て辛くて長い往還道が終わりました。
(※この写真は前回のもの)

ここからゴールまでは確か2kmちょっと。やっと完踏を確信できました。

一般道に出てからもひたすら歩いてゴールに向かいます。
250kmの人とかの、皆ゆっくりながらも必死に走ってゴールに向かう姿を見て情けなくなりますが、今の精一杯でした。

瑠璃光寺へ右折する最後の交差点手前から沿道の応援の人が多くなり「お帰りなさい。よく頑張ったねぇ」と声を掛けてくれます。
込み上げる熱いものを堪えながら、笑顔でお礼を言いながら通り過ぎると、
あれほど痛くて動かなかった足が自然と走り始めます。

交差点を右折すると数百メートル先にゴールの瑠璃光寺が見えてきました。
沿道の声援も一気に数を増してきます。ほどんどが先にゴールされた方や途中リタイアした方で、コースの楽しさや厳しさを知った方からの言葉ですので、一言一言が心に響きます。
また、普通のフルとかと違ってゴールがバラけますので、この声援は自分一人に向けられたものです。
これまでの辛かった過程もあり、堪えきれずにゴール手前から涙が溢れてきます。

泣きながら瑠璃光寺境内に入り、16:50頃念願のゴールテープを切りました。
(134.4km)

スタートから約23時間、長かった長かった私の萩往還が終わりました。
本当に長かった。

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ゴール後しばらく他の人のゴールを眺めて(声援を送る余裕がありませんでした)、タクシーで宿に戻りました。
シャワーで汗を流して横になるとあっという間に意識が遠のいていきました。
2時間程して目が覚め、痛む身体に鞭打って食事を取りに温泉街に出ましたが、街中足を引きずった人が溢れていました。(^^)
コース途中お話した人などもいて、お互いの完踏を讃えあい、軽くビールを飲んで長い一日を終えました。

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翌日、全身筋肉痛。
象のように腫上がった足を引き摺りながら帰宅すると、次走「野辺山ウルトラ」(71km)の案内が届いていました。
すいません。もうお腹いっぱいです!(5/8現在少しお腹空いてきました)
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月の走行距離を一日で走ってしまったので身体の疲労は尋常ではないです。
筋肉痛や腫れはひきましたが、骨の奥のほうからの痛みが出てきました。
内臓系も相当やられているようです。

140km完踏のあとは来年250kmと思っていましたが、1年じっくり検討してみます。。。

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応援のコメントや道中応援メールを送ってくれた皆様、孤独な戦いの中、たくさんの元気をもらうことができました。
ありがとうございました。

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コメント

萩往還お疲れ様でした。私は70キロに出ました。どこかですれ違っていたかもしれませんね。完踏記を読ませていただき、来年は140キロに挑戦してみたいなぁという気持ちになっています。ゆっくり休んでくださいね。おつかれさまでした。

投稿: むさし | 2006/05/09 22:51

>むさしさん
こんにちは。
萩往還、お疲れ様でした。
70kmの部や35kmの部の方々からは本当にたくさんの元気を頂きました。ありがとうございました。
来年は是非140km挑戦してください!
満点の星が出迎えてくれますよ(^.^)

投稿: めだか | 2006/05/10 22:07

お疲れさまでした。
読み応えがありまして書く言葉が見当たりませんので本当にお疲れさまでしたで締め括らせていただきます。


野辺山は萩の半分だと気が楽でしょうか?
私は日曜日のレースの14倍だと思うとドンヨリしてきます?(^-^)

投稿: そよ風 | 2006/05/12 23:34

萩往還お疲れ様でした。
完走記大変感動しました(^o^)丿
コースは平坦な道ではないんですね。山道をライトを点けて走るなんてまるハセツネのようですね。途中のエイドが混んでいてあきらめたり、自販機がつり銭切れになっていたり、ライトを取りに戻ったりと、走る意外にも気を配らなくてはいけないので大変ですね。
でも、満天の星空が見れたり、応援に感動できたりとご褒美もたくさんあったかと思います。
最後に2時間意識を失ったかのように寝てしまった様子が、レースの過酷さを物語っていますね。貴重なレポートありがとうございました。次回も楽しみ待っています。

投稿: きょうのわんこ | 2006/05/14 04:26

>そよ風さん
野辺山も過酷なレースのようなので、やっぱり不安です(^_^;)が、お互い楽しんで走りましょう!
そよ風さんも来年萩往還どうですか?

>きょうのわんこさん
ありがとうございます。
23時間たくさん楽しみ、たくさん苦しみ、そしてたくさんの感動をもらいました。
きょうのわんこさんの取材対象レースとして如何ですか(^^)

投稿: めだか | 2006/05/14 20:54

お疲れ様でした。
そして完踏おめでとうございます。
感動的な完走記ですね。
何か、ちょっと、自分も挑戦してみたくなってきました。

投稿: RASCAL | 2006/05/15 22:20

改めて、完踏おめでとうございます。
とても過酷なレースなんですね・・・
ゆえに完踏の喜びの大きさも絶大なんでしょうね!
私も機会が合えば挑戦したいと思いました。

投稿: HIDE10 | 2006/05/16 00:34

>RASCALさん
ありがとうございます。
月間200kmにも満たない私でも完踏することができました。
来年山口でお待ちしております(^^)

>HIDE10さん
ありがとうございます。
他部門の方と行き交うというコース設定や前回リタイアの悔しさも有ってか、初めてフルマラソンを完走した時以来の涙でのゴールでした。
どっちも練習に見合った距離を遥かに越えた、無謀な挑戦だったからですね。^^;
HIDE10さんも出られる富士登山も無謀な山頂コースです...

投稿: めだか | 2006/05/18 22:20

はじめまして

そしてお疲れさまでした!!

私は歩け歩け60キロに初参加していました。
どこかでお会いしたかも?ですね

明らかな準備不足で疲労困憊だった時に
A,Bコースの方々に「頑張って!」と励まされると
うれしいやら恥ずかしいやらで・・・
でも、本当に勇気を頂いたおかげでゴールする
事ができました。

来年もチャレンジしてみたいなぁと思ってます

投稿: 西ヤン | 2008/05/06 07:53

今年初めて萩往還140に参加します。
大変参考になりました。

投稿: コノチャン | 2010/05/03 09:04

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