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萩往還マラニック(その2)

スタートして500mくらい、最初の着替えポイントとなる「山口福祉センター」(防府からの帰り43.4km地点)へ荷物を預け、防府へ向けて南下します。

ここで最初の失敗。荷物と一緒に夜間走行用のライトを預けてしまいました。
防府の往復はほとんど一般道を走りますが、これから日が暮れて途中真っ暗な峠越えもあるので、慌てて取りに戻りました。

Hagi12
程なく山口駅を通過
日没間近です。


日が暮れかかった頃、第2の失敗。
夜間走行用に本部より赤い点滅灯が支給されるのですが、その固定方法が悪く、落ちて壊れてしまいました。
どうも出足から躓きが多いです。やっぱり「邪念」のせいかな。。。

国道262号を6分/kmペースで南下していき14km地点、最初のエイドステーション「しゃもじ」に到着です。
ここではあらかじめ支給された食券で、往路,復路どちらかで食事をとることができます。
私は往路で取る予定でスタート前に食べ物を摂っていませんでしたが、エイドが混雑しており、食事が出るまで時間が掛かりそうだったので、復路でとることに変更。
お腹が空いたら途中のコンビニで何か買おう。

Hagi13
20:30頃
瀬戸内海側防府市の最初のチェックポイント「英雲荘」(22.4km)に到着
チェックシートに穴を開けてもらいます。
このチェックシート、チェックを忘れたり失くしてしまったら完踏が認められないので、命の次に大事なものです。

英雲荘を折り返し、来た道を山口まで戻ります。

Hagi14
途中の復路「しゃもじ」エイド(30.8km)で食事をと思いましたが、やっぱり混んでいる。
実は復路は、防府20:00スタート60km歩きの部と一緒になるのでした。
そのため往路でと思っていましたが、どちらも断念。サービスのトン汁だけ頂いて先を急ぎます。

23:00頃
最初の着替えポイント「山口福祉センター」(43.4km)到着。
ほぼ予定通りです。
ここでやっと、おにぎり2個とお味噌汁、冷たいお茶を3杯ほど頂きました。
この後、萩までいよいよ本当の往還道の始まりです。
これまでのウエストポーチからデイバッグに装備を替え、寒さ対策用の長袖シャツやウィンドブレーカ等を準備。
また、道中全く灯りの無い世界ですので、ライトも2つ装備します。
その他、500mlペットボトルと途中の補給食を背負い、20分ほどでスタート。

出発して間もなく、ゴール地点の瑠璃光時脇を通りながら明日のゴールを誓います。

Hagi15
瑠璃光時から2kmほど一般道を進み、「天花畑」からいよいよ往還道です。

石畳や砂利の急坂を一気にコース最高地点へ向けて登ります。
とても走って登れる道ではなく、ゼイゼイいいながら黙々と登っていきます。
真っ暗闇の中、周りの状況はよくわかりませんが、たまに遥か下の方に見える他の選手のライトから、相当な傾斜で登っているようです。

往還道は山口-萩をほぼ最短ルートで結んでいるということで、迂回して通る一般道を何度も出入りします。
前回は土砂降りの雨の中、入り口がわからず何度も迷い、地図と格闘しましたが、今回はコース表示の白線が雨で流されることもなく、迷わず順調に歩を進めます。

最高地点を通り過ぎ「夏木原キャンプ場」手前で一般道に出て、しばらくは一般道を走ります。
途中ライトを消すと、辺りは灯り一つ無い闇の世界です。
上を見ると空には満天の星空が広がっており、流れ星まで。
東京にいると絶対に見ることが出来ない星空で、心が洗われていくのが感じられます。

(時間不明)佐々並エイド(58.5km)に到着
復路では名物の佐々並豆腐が食べられますが、行きは軽食と飲み物を頂き早々に出発。

次の明木エイドまで再び往還道へ入ります。
この区間には「一升谷」という長い長い下りがあります。
昔、明木から登り始めると上に着くまでに一升の炒り豆(?)を食べ尽くしてしまう、ということで名づけられたようです。
この下り、足場はそんなに悪くないのですが、ここで勢いに任せて下ってしまうと脚へ相当の負担が予想されるので慎重にくだります。

(時間不明)明木エイド(67.7km)到着
前回このエイドは開設時間前で開いていませんでした。
基本的に70kmなど他部門や復路用のエイドのため、今回もまだやってないんだろうなぁと思ってましたが、すでに開設しており暖かいお茶や饅頭を頂くことができました。

明木エイドを出ると、萩有料道路料金所までの最後の山越えが始まります。
足はまだまだ動きますが、最後も「これでもか」という急坂が続きます。

山を越えると料金所の脇へ出て、長い往還道(人しか通れない部分)が終了します。

その後ミスコースをしながらも05:00頃、第2チェックポイントの「石彫公園(萩城跡)」(79.2km)に到着。
完踏のためには06:00前には着きたいと思っていましたので一安心しました。
前回はここに08:00近くに着き、精魂尽き果ててリタイアとなりましたが、今年はまだまだ気力は十分です。
でも脚には相当痛みが出ており、持病の腰痛もひどくなってきました。

ここは2回目の着替えポイント。
今日(4日)も天気が良く日が出ると暑くなることが予想されるので、短パンと半袖シャツに着替えデイバッグからウエストポーチへ、最初の防寒用にゴミ袋を被って20分ほどで出発しました。

ここで3つ目の失敗です。
痛み止めの薬と胃腸薬をデイバッグに入れたまま移し替えるのを忘れてしまいました。
(このあと大変後悔しました。)

Hagi16
萩市内菊ヶ浜の辺りで夜明けです。
次のチェックポイントは写真中央右よりに見える(たぶん)「笠山」山頂です。

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萩城からは我々より1日前にスタートした250kmの部の選手と一緒になります。
色々お話を聞きながら笠山を目指します。

Hagi18
06:15
第3チェックポイント「笠山」(88.8km)到着
何もないのでシートにチェックだけして出発。

この辺りから胃が痛くなり、吐き気がしてくる。
「ガスター10」を飲もうと思って、初めて萩城跡に置いてきてしまったことを知り、愕然となりました。

Hagi19
06:50頃
第4チェックポイント「虎ヶ崎(椿の館)」(91.5km)到着
ここは食事ポイントで、カレーが評判です。
具合が悪いのでどうしようか迷いましたが、せっかくだからとカレーを注文。
何とか食べられました。
ビール(別料金)を頼んでいる人もいて、自分も調子よければ飲みたいところでしたが、そんな気は全く起きずよたよた出発。

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左手に日本海を見ながら笠山を取り巻くように右に曲がり、萩市内へ向けて戻り始めます。
しばらく歩いていると、胃痛も吐き気も収まってきました。
脚も大分回復してきた感じで、一般道に出てからまた走ることができるようになりました。

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途中で話した人から、「東光寺」(次のチェックポイント)に08:30に着けば余裕で完踏できると聞いたため、08:30目指して頑張って走ります。

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08:20
最後のチェックポイント「東光寺」(99.7km)到着
何とか08:30に間に合いました。
ここまで約100kmを14時間ちょっと。途中の往還道を考えると上出来です。
「しまなみ海道」のときは15時間半だったので多少は強くなっているらしい。

東光寺を出発して、後は瑠璃光寺目指してひたすら往還道を戻るだけです。
往路は真っ暗で何も見えなかった往還道をしっかり目に焼き付けながら一歩一歩進みましょう。


萩市街を抜けると、今朝06:00に瑠璃光寺を出発した70kmの部(萩往復)や35kmの部(萩片道)の人たちとすれ違うようになります。
すれ違うとき、A(250km)の白ゼッケンやB(140km)の青ゼッケンの人たちに対して、みんな賞賛の拍手と言葉を掛けてくれます。
本当にみんながみんな暖かい言葉を掛けてくれ、ここで思わず涙が出てしまいました。
主催者側のこういう心憎い設定が人気の大会たる所以なのでしょう。

皆さんから元気をもらい、緩い上りを走りながら「萩有料料金所」(107.2km)到着。
ここから再び本当の「往還道」の始まりです。

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右手奥、人が出てきているところが往還道の入り口です。

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